引き出物マルシェとは、フランス語で「市場」を意味するマルシェからも連想できるように、引き出物を並べてゲストが自由に選び取るという引き出物に関する結婚式の演出のひとつです。
ゲストにとっても、楽しみながら参加できる演出として、感度の高いおしゃれ花嫁さんたちから大注目されています。
結婚式の準備中のカップル必見ですよ!
CONTENTS
引き出物の渡し方4選<トレンドはマルシェ形式!>

結婚式でご祝儀のお礼としてゲストにお渡しする引出物。
渡し方は以下のとおり様々です。
- 【定番】新郎新婦が物を選ぶ
- 【人気】カタログギフトを渡す
- 【便利】ヒキタク(ゲスト宅へ配送)
- 【トレンド】引き出物マルシェ
それぞれどんな渡し方なのか、詳しく見ていきましょう。
【定番】新郎新婦が物を選ぶ
引き出物の定番の渡し方と言えば、新郎新婦が事前に選んだものを渡すスタイルですよね。
このスタイルの良いところは、結婚式に参加した感があり、後日ゲストが選ぶ手間がないところがメリットです。
一方で、ギフトによっては重さやかさばるものも多く、遠方からのゲストや2次会に参加するゲストにとっては、荷物が増えてしまうというデメリットもあります。
【人気】カタログギフトを渡す
近年カタログギフトを選択される方も多くなりましたよね。
先ほど紹介した新郎新婦が選ぶパターンだと、相手の好みに合わなかったり、既に持っていたりとリスクがありますよね。
そこで人気なのがカタログギフトです。
親族や年配のゲストが多い場合、味気ないと感じさせてしまう可能性があるので注意が必要です。
【便利】ヒキタク
ヒキタクという引き出物をゲスト宅に届けてくれる便利なサービスを利用される方もいます。
新郎新婦が事前に選んだ引き出物を、後日ゲスト宛に郵送してくれるため、ゲストにとっては選ぶ手間も運ぶ手間もなくありがたいですよね。
家に宅配ボックスもなく、家を空けることが多いという特殊な事情のゲスト以外には、とっても喜ばれること間違いなしです!
【トレンド】引き出物マルシェ
2024年頃から、引き出物の渡し方に新しいパターンが登場しました!
それが「引き出物マルシェ」です。
フランス語で「市場」を表すマルシェ形式とあって、披露宴会場に引き出物を並べて、ゲストに選んでもらいます。
演出型の引き出物の渡し方で、ゲスト一緒に楽しめるとトレンド感のある引き出物の渡し方となっています。
次に、引き出物マルシェのやり方について紹介します。
引き出物マルシェのやり方

引き出物マルシェは、事前に新郎新婦が引き出物を何種類か選び、マルシェ形式に並べます。
ゲストには、披露宴中またはお見送りのタイミングで、その中から欲しいものを選んでもらうシステムになっています。
準備が必要なアイテム
引き出物マルシェを行うには、事前に準備が必要なアイテムがいくつかあります。
準備が大変ですが、ゲストと楽しめる演出なので、取り入れたいという花嫁さんが増えています♪
- 引き出物(メインの引き出物・引菓子・縁起物)
- 袋・バッグ
- 引き出物マルシェの説明ボード
- アイテム紹介ポップ
- ゲスト配布用のアイテム紹介カード
引き出物マルシェのやり方(演出)
お菓子に限らず、「野菜マルシェ」「ご当地マルシェ」など、自分達に関係の深いアイテムに限定してアイテムを選ぶのも楽しいですよね。
タイミングとしては、披露宴中かお見送りの時が一般的です。
披露宴中に行うとより演出感があって良いですが、その分時間がかかるので他の演出との兼ね合いになってくるでしょう。
時間が厳しい場合は、お見送りの時に行うプランで調整してみると良いですよ!
おすすめの引き出物
開催したゲストの口コミによると、人気が高かったのは、有名・トレンド感のあるブランドのアイテムだそうです。
uka-ネイルオイル・Aesopのハンドソープやハンドクリームなど、美容グッズは女性から喜ばれること間違いなし!
その他、ビールギフトやジュースなど実用的なギフトは、男性ゲストも手に取りやすいでしょう。
また、自分達の地元のアイテムや結婚式のテーマに沿ったアイテムを用意するのも統一感が出て素敵ですよね。
次に、開催するにあたって気を付けたいポイントについて見ていきましょう。
引き出物マルシェ6つ注意点

ここでは、引き出物マルシェの開催にあたって注意すべきポイントをまとめました。
大切なゲストをがっかりさせないためにも、ぜひ最後までチェックしてください!
ゲストの人数が多い場合は不向き
ゲストの人数が多い場合は、引き出物マルシェの開催は時間的にも同線的にも難しいです。
選ぶゾーンが混雑して、ゲストに不快感を与えてしまう可能性もあるので、気を付けたいところ。
他の演出を減らしたり、お見送りのタイミングで開催するなど工夫が必要です!
ゲストが迷わないよう説明ボードはしっかりと
ゲストが友人だけであれば選ぶアイテムも一律なので迷いずらいと思いますが、恩師や上司など目上の方が参列してくれている場合には特に注意が必要です。
また手違いでゲスト分のギフトが足りなくなってしまった等という事故が起きないためにも、親族に対してもどういう対応となるのかしっかり説明を行いところ!
ぜひ、おしゃれでかわいい説明ボードを用意してみてくさださいね♪
ご祝儀額に応じた対応が求められる
ゲストが友人だけであれば、ご祝儀は大体一律で3万円包んでくれますよね。
一方、恩師や上司など目上の方を招待した場合、多く包んでくれることが想定されます。
ご祝儀に応じて引き出物の内容を変えるのが一般的なので、多く包んでくれる可能性がある方に対して配慮が必要です。
例えば、会社関係者のメインの引き出物は席に選んでおいておき、お菓子のみマルシェ形式で選んでもらうなどの方法がおすすめです!
ゲストの人数より多めに引き出物を準備しよう
基本的に引き出物は、ゲストの人数分用意すれば問題ないですが、マルシェ形式で選んでもらう場合、最後のゲストが残り物を選ぶことにならないよう配慮が必要です。
またゲストが選ぶスタイルということで、手違いでゲストが重複してアイテムを選んでしまい、メインの引き出物が足りなくなってしまったなどという可能性も0ではありませんよね。
引き出物マルシェを行ったカップルによると、すべてのアイテムを数個ずつ多めに用意する対策をとったようですので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
タイミング次第ではめんどくさいと思われる可能性も…
披露宴中ゆっくり食事したい・歓談したいというゲストにとって、披露宴中に席を立って引き出物を選ぶということ自体がめんどくさいと感じるゲストもいるでしょう。
人数やゲストのタイプ次第で、引き出物を選ぶという演出を楽しんでくれそうかどうか、しっかり2人で話し合って決めることが大切です。
披露宴中に対してお見送りの際であれば、ゲストの負担も軽減されるので、どのタイミング・どこのスペースで開催するのか次第で満足度が大きく変わってきそうですね!
余興やその他の演出次第で披露宴に組み込めない
引き出物マルシェは、ゲストの人数にもよりますが、演出の中でも結構時間を取ることが予想されます。
ゲストによる余興が用意されているパターンや、ゲストテーブルを回って写真を撮りたい・デザートビュッフェを行いたいという方には、時間的余裕がなく開催が難しいでしょう。
2人でしっかり優先順位を話し合って、どの演出を取り入れると良いか全体を通して考えることが大切です!
結婚式の新トレンド!引き出物マルシェ<ゲストと楽しめる演出>

今回この記事では、結婚式の新トレンド「引き出物マルシェ」について詳しく紹介しました。
市場のように引き出物が並び、それをゲストが選べるという演出は、ゲストと一緒に楽しめる素敵な演出ですよね!
開催には準備が必要だったり、ゲストの人数やタイミングなど考慮が必要なポイントもありますが、引き出物の新しい楽しみ方としてさらに人気が出る演出なのではないでしょうか。
やってみたいなと思った方は、ぜひプランナーさんに相談してみてくださいね!